2010年3月8日
娘が[新しい靴と小さめのバッグが必要」と言い出しまして、父娘で神保町で買ってきました。シューズ6990円(セール品)+バッグ8000円(プロパー)=1万4990円。[小腹がすいた」と食べたラーメン750円×2=1500円。ふたりの交通費1360円。けなげに待ってたお母さま(妻)へのおみやげなし。
日本の将来および私の明日の暮らしに直結する話題。ずばり、子どもにかかるお金の話です。
みみっちいとか自分には子供がいないから関係ないとか言わずに、まあ聞いてやってください(日本の国土に住んで税金払ってる人ならあながち無関係ではないし。少子化に直結してますから)。
うちは子供が一人ですが、それでもかなりお金がかかると痛感してます。「子どもって息を吸うだけでお金がかかるんかあ~~」ってぐらいの気分。
・・・・・・
娘が中学に入学したのは約1年前の春。
すっかり文化系だと思い込んでたのに「ソフトボール部に入りたい」と言い出しました。ほおお。スポーツ・汗・青春、いいじゃないか。
しかし頭の回転の早い母は思いました。
待てよ。ソフトボールって、やたらたくさんの道具が必要じゃなかったっけか。
というわけで娘に言いました。「陸上部にしときなさい」
ところが。生まれてから約13年間わがままを2回しか言ったことのない娘がこのときばかりはガンとゆずらず―――「絶対にソフトボールがええねん」
というわけで、お嬢さまは晴れてご希望のソフトボール部に入部されたのでした。ぱちぱち!(@@;)/♪
・・・・・・
覚悟してた範囲とはいえ、それなりにまとまった出費はじゅうぶん「いたた」。しかも、私は運動をしたことがないので知らなかったんですが、運動部って初期費用だけでは済まないんですね。
●試合に出場するための交通費(グラウンドがある場所=遠方)
●スポーツドリンク(毎日1リットル)
●合宿費(参加しないわけにはいかない)
●「メガネは危ないからコンタクトレンズにしなさいって言われた」→使い捨てのワンデーアキビューに移行→1ヵ月約7000円(年間8万4000円)
などなどね・・・・
・・・・・・・・・
そんなある日。保護者の茶話会でたまたま部活にかかるお金の話になり、私が「陸上部だと必要経費はシューズ代だけで済むのでしょうか?」みたいな話に触れたとたん、そこにいた保護者ズのみなさんがいっせいに・・・

以下、陸上部の娘さんを持つお母さんの話。
「一足1万4000円のシューズを毎月一足買わされます」
えーっと・・・それ、[一年に一足]の間違いでは?
「いえいえ。一ヶ月で一足履きつぶしちゃうんですよ~~」
ひいーっ。14000円×12足=シューズだけで年間16万8000円???
「夏の合宿のときもね、宿舎で洗濯してる暇がないって、白のTシャツを20枚買わされました。陸上用のスパッツもソックスも消耗品ですし」
あわわわ。
「食費もかかりますよね。牛乳は水みたいにがぶ飲みだし、家に帰ってきたら夕飯前に菓子パン3個。それでも本人は太らないようにひかえてるらしいんですけど。あと、成長期で骨がうずうずするらしくて、しらすごはんが欠かせない」
そこで保護者ズから「しらすって高いのよね~」という声があがるあがる。
「あと遠征費・試合の出場費・整体・医療費・湿布代・・・」
ぎゃ―――!! もうわかりました、私が悪かったですごめんなさ―――い!!!
ちなみにそのお嬢さんは東京都大会でも優秀な成績をあげているホープ。有力選手だからよけいに費用がかかるみたいなんです。でもでも、たとえそうでなくてもねえ。
・・・・・・
結論。
「陸上部ならシューズ代だけで済む=安あがり」は、間違いである。
ちーん。
・・・・・・
それに比べれば、わが家の生半可な弱小ソフトボール部員のほうがはるかに安上がりってことです。
娘にその話をすると、ふふんと得意げな顔になり、
「そーだよかーさん。部費だってね、ソフトボール部は学校でいちばん安いんだよ。吹奏楽部なんて一ヶ月に部費だけで7000円だってよ」
ねえみなさん。この話題もう疲れましたよね。わたひは疲れまひた。
要するに、うちの娘はむちゃくちゃ安上がりってわけじゃなくても、かなりマシな部類に属するってこと。
子どもにはやっぱりお金がかかるんですね。二人も三人も四人もいるご家庭は、どれだけ大変だろうと思うわけです。
・・・・・・
娘よ。同じやるなら、ソフトボール一生懸命がんばりなさい。
ただしあんまり強くなっちゃうとなんか大変そうだからさ、えーとその、そこそこ充実感をもって一生懸命後悔のないように青春を謳歌して・・・↑なにを言っとるんだ。
まあ今のところ、[強くなりすぎる]心配は、まっっったくなさそうですけどね。たはは。
・・・・・・・・・・・・

うちの夫は男三人兄弟。よりにもよって全員スポーツをやっていた。その母親(姑)から聞く、彼らが中高生だったときの話→[牛乳屋さんが車で2~3日ごとに売りにくるんだけど、一回につき1リットル×16本ぐらい買うから、ちゃんとうちの前で停まってくれたもんだよ。三男(夫)は朝からジンギスカンを焼いて食べて、学校から帰ったらじゃがいも一キロをトースターで焼いておやつに食べて、ばんごはんのあとには1リットル入りのバニラアイスを父親と自分それぞれ一個ずつ抱え込んで早食い競争してたねえ。米はどれぐらい買ってたかねえ・・・えーと」・・・聞くたびに耳をふさぎたくなる、中途半端な怪談よりよっぽど怖いお話です。
・・・・・・
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2010年3月5日
ちゃんと3月3日中に箱にお戻りいただきましたよ。大事なお顔を保護するカバーは、買った時についていた和紙がボロボロになってしまったので、ある家庭用品で代用。何かわかります? 答えは最後に。
・・・・・・・・・・・・
ひな人形の写真をアップしたら、各方面から異口同音の反応が寄せられました。
「ねえねえ。あのひな人形、普段いったいどこに収納してるの?」
そう質問してくるのは、我が家を少なくとも一回以上は訪れたことのある人たち。
そう。うちのマンションの部屋が狭いので、年間11ヶ月出番のない雛人形―――しかも五段飾り―――があの家のどこかに収納されてるなんて考えられない、と思われるのでしょう。
というわけで各位、お答えします。
森家がひな人形を保管してるのは、ずばり、押入れの天袋でございます。
ねっ、いたってふつうでしょ?
・・・・・・
ところがたいていの方は、ここで「ええっ、そうなの?」と首をかしげる。
うちの収納らしい収納は一間半の押入れ+天袋ひとつだけで、しかもそこを家族三人分の衣類のクローゼットとして使ってるので、ひな人形が入ってるのは意外と思われるのかもしれません。
「実家やトランクルームに預けてるのかと思ったわ~」なんて方も多い。
でもダントツで言われ頻度が高いのはこれ↓

「下に住んでる201号室のハギモトさんが気づかないように、密かに床下収納を掘り下げてるんじゃないか」
「隣の302号室が、じつは年々狭くなっていってるんじゃないか」
・・・・・・・・・
たしかにね。わかるんですよ。森家って狭いのに、いろいろ出てくるもんね。

季節おりおり。インドやら中国やら和ものやら。
電動式ドリルに、東急ハンズ並みのステイショナリー群、焼肉の鉄板。
テントやら、湯たんぽやら、旅のタイプ別に適応するバッグ各種やら。
本だって、『ぐりとぐら』『毛沢東選集』『スワヒリ語辞典』『ケンタロウ/ドカンと、うまいつまみ』『楳図かずお/へび女』など、中途半端な図書館よりよっぽどバリエーションが豊富。
不思議がられるのは無理もないんですよ。
でもまあなんとか収めなきゃ暮らせないし、実際なんとか収めてるから暮らせてるわけです。
・・・・・・・
あの、ふと思ったんですが。みなさんこの件についてもっと森さんを誉めるべきじゃないでしょうか。
「森さんって収納上手なんだね!」とか、「いよっ、収納スペースの錬金術師!」とか。
だって「あるはずのない家からひな人形五段飾りが!」って、もはや称賛に値する特殊能力なのでは?!
ちまたでは「モノを持たないシンプル・ライフ」がもてはやされているようですが、わたくしのような「モノにまみれて満喫ライフ」の需要と関心だって、あっておかしくないではありませんか。
おほん。
というわけで、激励の言葉、取材のお申し込み、お待ちしております。
・・・・・・・・・

収納の取材は一回だけうけたことがあります。あっ、そういえば。ある女性誌から「収納のプロのアドバイスによって森さんの家の収納が見違えるほど快適になったというビフォー・アフター企画をしたいんです」という依頼がきたことがありましたわ。ところが見本として現状写真を送ったら、後日編集者から「収納のプロの先生が写真を見て、この森さんという人には独自の収納セオリーがあってすでに完成されてるから改造のしようがないとおっしゃって」と、要するにボツになったのであった・・・・ははは。誉められたのでしょうか?

冒頭のこたえ。ひな人形を収納するさいカバーに使ってるのは不織布のお茶パック。袋状になってるから、すっぽりかぶせることができて便利です。
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2010年3月3日
みなさま~今日はひなまつりですね♪
おや? ひな人形の中に見知らぬ人影が・・・。
はい、みなさまがうんざりするぐらい当ブログに登場している、セルビア共和国の歌姫マリヤ・シェリフォヴィッチMarija Serifovicさんで~~す!
マリヤちゃんの最新アルバムのCDが、はるばるセルビアから届いたんです♪(^^)/

セルビアの友だちと駆け引きをして、ちゃんと私なりにCDぶんの労働を献上して(+ちょっぴり脅迫)送ってもらったんですよほほほほ~♪
なんでもかんでもダウンロードやユーチューブからのコピーで済まそうとするイマドキの若者よ、現ブツにこだわる昭和人の執念をちょっとは見習ってみそ。
ちょっとご覧頂こうかしら。

2008年の前作が「Ni sam andeo(私は天使じゃない)」だったのに、今回のタイトルは「andeo(天使)」ですって。意味深だわ。挑発的だわ。世間に叩かれすぎてちょっと人間不信に陥ったひねくれマリヤちゃんらしいタイトルだわ♪

歌詞カードも挑発的。といってもこれ↑はストレートなマリヤらしいイメージ。
挑発的なのはこっち↓

マリヤちゃんこわい~~~~!
どうです。ここまでスカート似合わないと、むしろ感心でしょう。インパクト強すぎて、もはや成功しているスタイリングの好例と言えるでしょう。
・・・・・
というわけで、わが家ではお祭り騒ぎです。
・・・・・・
じつは私はね。
マリヤちゃんファンの間では有名人なのです。私を知らない人間はモグリとまで言われている。
ふふふ。こう言っちゃなんだけど、マリヤにとっても「日本にクレイジーなファンがいる」ってのは誉れなわけで、テレビや雑誌で「日本からわざわざ私のCDを買いにきて、ステージを観に来たファンもいるんですよ」なんて自慢することもしばしばなんざんす。
芸能人にとって、そういう世間体ってけっこう大事でしょ。だからね、ちゃんとわきまえた賢い日本人は、ファンやマリヤが交流するインターネット上の掲示板に写真を貼り付けてさしあげるのです。↓こういうの。

↑Zdravo,Ja sam crazy Japanka Juko (毎度おなじみクレイジー日本人ユーコでえす!) Marija just arrived to Tokyo!!! I’ve got the latest Marija’s CD Andeo(マリヤの最新作ついに東京でゲット!). Volim te puno(愛してま~す)
するとセルビア+周辺国のファンから「ユーコ、やったね!」「東京にもファンがいるなんてすごいね」という反応の嵐になる。マリヤもファンも盛り上がり、私もファン冥利につきるわけです。なんだかんだいって、セルビアをはじめ欧州の人たちにとっては日本は遠い極東の異国ですものねえ。
ただね。
つい関西人の血(サービス精神)が騒ぎ、その後サービスのつもりでつけた写真群(↓こういうの)については・・・・・・
↑①転んでも転んでも起き上がるジャパニーズ・ネバー・ギブアップ人形「だるま」で「叩かれても叩かれても立ち上がる不屈のマリヤ」を模し、燃える岩も再現してマリヤのロック性を表現。
↑②まだ日本に来たことないマリヤへの「来てね」の願いをこめ、アジアにいるマリヤをシミュレーション。
↑③同性愛疑惑をはじめとするスキャンダルで叩かれまくりのマリヤちゃんの状況をあえてパロディ化、「がんばって」という気持ちをこめた大人のユーモア写真
・・・・どうです。力作ぞろいでしょう。ところが「いいじゃん!大うけ」と反応したのはポルトガルのファンわずか一名。
あれ。ど、ど、どういうこっちゃ。
というわけで、極東の孤独なファンは
「欧州人は冗談が通じんのや」と、吼えているのでありますが・・・・・・・・・・・
あのー、どうでしょう。やっぱり私がファンとして間違っているのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・

菱餅は、なんとご近所さんの新潟のご親戚がついてくださったものを毎年いただくのです。お米も田植えから育てた手作り。なんという贅沢。

ちなみにマリヤ・シェリフォビッチ新作を聴いた感想は、言いたいことはいろいろあるけど、「私はやっぱり彼女の声が好きだ、心底好きだ」ということでございました。そんな声に一生の間に出会えた幸せ。
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2010年3月1日
女性諸君へ。
「どんな男性が好みのタイプ?」と聞かれたとき。さて、あなたはどう答えますか?
私の場合、たいていは「外観が重要。自分が好きな外観がいちばん」と答えます。

でですね。中一の娘に聞いてみたところ、かえってきたのが
―――「うーんとねえ。ちゃんと働く人。ちゃんと仕事ができる人」
という答えであった。ふーむ。なかなかいいとこついてるじゃないかと思ったのであります。
・・・・・・・・・・・
たしかにそうです。自分のパートナーが、いくら男前だろうが優しかろうが家事や育児に熱心だろうが、仕事っぷりがいまいちだったら確かに「んんん」だなあ。「就職してる・してない」「収入が高い・低い」ではなくて。ギャランティが発生する生業(なりわい)の仕事についた場合、きっちりお役目をまっとうできるか。いくら口でいいこと言ってても、正義感が強くても、ちゃんと自分がやるべき仕事ができない人には説得力がないもん。
まあそれは男も女も同じだし、自分でも肝に銘じなければなりません。
でもね、ここではあくまでも「好きなタイプの異性」という話。
・・・・・・・・・・・・・
先日、友人の、エッセイストで占い師の向真希(むかいまき。エッセイスト名=向山昌子)とともに、その日お世話になった男性Oさんの仕事っぷりにほれぼれしたのです。
向真希、帰り道にひとこと。
「癒される~~~」
逆に言えば、そんな風に思える機会があまりないってことでしょうか。
・・・・・
というわけで、思いつきで作ったシリーズ、癒しの「できるくん」年鑑。
私が癒された「仕事ができる男性」を勝手に不定期に紹介して、みなさんにも癒されてもらおうと思うのです。
第一回は、うちでリースしてるコピー機のメンテナンスに来てくれてる男性。前回「本の読み方と血液型の関係について」で登場したAB型のジョニーくん(仮名)です。

彼がこのブログを見ることはまあないと思うので、安心してご紹介。
ひとことで言えば、ジョニーは実体験の男。
「あ、それ、○○らしいですね」「○○だそうですよ」と、どこかで読んだり聞いたりしたものとしてリアクションする人が多い中、ジョニーは「あ、それ、○○です」「あ、それ、○○でした」と断定する。なぜならば、ジョニーは口だけでなく、あらゆることをちゃんと実体験として経験済みだからだっ。
・・・・・・
見た目はずばりチャラ男系なので、私はこう聞くわけです。「焼けてますね。日サロですか?」・・・・・・するとジョニーは

休日はもっぱら波乗り。しかも相当レベルが高いもよう。
「オーストラリアに憧れてる伝説のプロ・サーファーがいて、会いに行って、しばらく修行させてもらってたんです」
・・・・・・・・・・・・
野球の話になったとき。ジョニーはでしゃばってベラベラしゃべるわけではないが、かなり詳しそうだなと感じ取ったので、聞いてみると・・・
なんと高校野球で甲子園に行きかけて、決勝戦で泣く泣く負けたらしい。
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またあるときは。私が好きなミュージシャンから音楽以外のことでも影響を受けたという話をしたら、「わかります」と具体的な事例をあげてきて、やたら音楽に精通してるなあと問い詰めると・・・
メイン・ボーカルとギターを担当。なんとメジャーデビュー一歩寸前までいったらしい。推測するに、どうやらグルーピーも出没する人気バンドだったみたい。ぜったいモテたと思う。
・・・・・・・・・
殴りあうほどのケンカの経験が少ないイマドキの男子は手加減の仕方を知らないから、いざキレたら怖い・・・・というような話になったとき。あなたはどうだ、殴る蹴るの案配をわかってるかと聞いたところ、「あ、それは大丈夫です。どこまでやったら人が死ぬかはわかってます」と答えて、そして・・・

ケツとは、暴走族の最後尾担当のことらしい。敵対する族を追っ払ったり、追いかけてくるパトカーのフロントガラスを鉄パイプで叩き割って威嚇する担当で、先頭の「切り込み」(赤信号の交差点につっこむ特攻隊長)と同じく、実力と根性がある者だけが任される、族にとっての花形ポジションという。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とにかく、彼の言動のはしばしに、ジョニーなりの「かっこいい」の美学のようなものが感じられるわけです。実体験を経たものだけが持つ説得力をともなって。
でもね、重要なことはね。
彼がコピー機のメンテナンス、エンジニアー、営業として、腕が立つということです。
これまでこの業種では何人にもお世話になったけど、コピー機の部品をカッターで削って私にとってベストな使い心地に調整してくれたのも(ふつうは「無理ですね」「メーカーに出さないとね」といった対応)、機種変更のときにベストな機種を探してきてくれたのも(私ごときの低額ユーザーに対してはそこまでやらない人が多い)、彼の後輩が担当してトラブルが生じたときに真っ先に菓子折りを持って飛んできてくれたのも(それが必要だと判断したのだろう)、ジョニーその人であった。
私はコピー機の担当者に、愛想がいいとか、話しが面白いとか、そんなこたあ期待してないんです。
私が快適にコピー機を使えたらいい。困ったことがあればちゃんと対応してくれる技術と、私にとって何が問題かをちゃんとわかってくれること。以上。
みなさんのまわりの「癒しのできる君」も、ぜひ教えてくださいねっ。
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向真希としての初めての本が出た!『恋&お金の運気をつかむ 星座が教える ハッピーミュージック』(ヤマハムックシリーズ/税込み838円)
『アジアごはん紀行』『持たない生活』(晶文社)ほか多数のエッセイを出版してきた向山昌子が、占い師・素敵な生き方プロデューサー・向真希として初めて書いた占い本です。ふだん私たちが目にする星占いはほとんどが太陽星座ですが、この本では恋やお金をつかさどる金星の動きを基準にした金星占星術で、各星座のラッキーアイテム・音楽・色・運勢などを指南しております(たとえば私はおうし座だけど金星占星術ではかに座)。太陽暦ではなく、体と心のバイオリズムに深く関係のある月のめぐりを基準にした太陰暦の「ムーン・カレンダー」も。へええと頷く具体的なアドバイスと発見が満載のムックです。
↓向真希のブログ『向真希のほろっとスコープ』
http://maki-scope.cocolog-nifty.com/blog/
↓向真希が鑑定出演している占いハウス『中野トナカイ』のサイト→『笑う出産』でおなじみの漫画家で占い師のまついなつきさんの占いハウスですよ。
『ハッピーミュージック』は全国の書店や下記からも買えます。
セブン&ワイ http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102885464/subno/1
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2010年2月26日

うちではコピー機をリースしてるので、月に一回、営業兼エンジニアーがメンテナンスに来てくれます。
メンテナンス中は私は仕事ができないので、つかず離れずで世間話なんかをするのですが、担当者の一人・ジョニー(仮名)が先日こんなことを言っていたのです。
「ぼくは読書が好きなんですけど、必ず、違う種類の2冊を同時進行で読み進めるんです」
要するに、通勤電車ではA、自宅ではB、翌日の出勤時はB、帰りの電車ではA・・・・という感じらしい。
・・・・・・
えええ。なんでわざわざそんなことを?!
私だって資料を何冊かあっちゃこっちゃ同時に開くことはあるけれど、自分の楽しみとしての読書ではあり得ない。
彼に言わせれば、「僕の場合は必ずこのパターンです。ストーリーや内容がこんがらがったりはしませんよ」とのこと。
「わからん。なんでわざわざそんな読み方するのか」と聞いたら、返ってきたのが↓この答え。
「血液型がAB型だからじゃないでしょうか」
あのー、みなさんはどう思われますか?
・・・・・・・・・・・・
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2010年2月24日
それにしても、バンクーバーのフィギュア男子。
始まる前は、「金メダルはロシアのプルシェンコ選手が取るだろな」と予測してませんでしたか?
高橋大輔選手に期待してなかったってことじゃなくて、プルシェンコ選手があまりにも強くて揺るぎなくて、彼が登場するだけでパーッと華やいだかと思うと・・

って、金という金を竜巻のようにさらっていくイメージが強いもので。
・・・・・・・・・
スケート界の帝王、エフゲニー・プルシェンコ (Evgeni Viktorovich Plushenko)。ご存知のように、彼は2006年トリノ五輪で金を獲得したあといったん引退したんですよね。
ところが2009年に復帰してあちこちで金を総なめにして、「まだまだ滑れるじゃん、それどころかやっぱり怪物じゃん!」と世間を驚愕させたのは記憶に新しいところ。
現在、五輪の採点方法について抗議を表明したことで物議をかもしているようですが(四回転ジャンプを成功させたプルシェンコが銀で四回転を飛ばなかったアメリカのライサチェク選手が金を獲得したのはおかしいとロシア国内で反発の声があがっている模様)、そんな動向も含めて、常に注目を集めるスター選手であることは間違いありません。
・・・・・・・・・
いやいや。賛否両論はあれど、彼は本当にすごいと思う。
目の当たりにしてつくづく感じたんです。
そう。私は見たのです、生プルシェンコ王子のお姿を。
ほーれ↓ このとおり。

私が撮ったんですよ。会場の、私の席から。
ちょっと古い話だけど、そのときのことを少し。
・・・・・・・・・・
2008年5月、中欧はセルビアの首都ベオグラードで開催された「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」。このブログでも何度も話題にあげてるけど、テレビの視聴者の電話投票で優勝歌手が決まる、ヨーロッパの国対抗の歌謡曲オリンピックですよ。
私が熱愛するセルビアの歌姫―――マリヤ・シェリフォヴィッチMarija serifovic―――が優勝してセルビアが開催地となった大会で、あほミーハーな日本人ファンは、本戦オープニングで前年勝者として歌うマリヤの晴れ姿を拝みに行ったわけです(これが二回目のセルビア訪問。あほ。結局一年の間に3回行った)。
ま―――さかそこでプルシェンコを見られるとはね。

出た―――――――――って感じでしょ?
現役を引退し、アイス・ショーに出演するだけにとどまっていた2008年当時の貴重な国際的露出です。
・・・・・・・・・・・・・
歌の大会になぜ彼が登場したかというと、ロシア代表の歌手、ディマ・ビラン君のバックダンサーとして起用されたからなんです。
「こんな大物を起用したら、肝心の歌手がかすんじゃうんじゃ?」と思われるかもしれませんが、こうなったのには明快な理由がある——あくまでも森の憶測ってことにしておきますが—–ずばり、ロシアは2008年大会でどうしても優勝したかった。勝たないわけにはいかなかったからであります。
・・・・・・・
●どうしてもロシアが2008年大会で負けるわけにはいかなかった理由●
①まだ一回も優勝したことがなかったから

1994年の初参戦以来、毎回いい線まで行くのに白星なし。 優勝しないと開催国になれないってこともあり、「このままでは大国のメンツがたたない」って感じではありました、確かに。
②トップ・アイドルが歌手生命をかけた二度目の挑戦だったから
このときの代表歌手のディマ・ビラン君(Dima Bilan/ ジーマ・ビラン)、じつはユーロビジョンの出場は二度目だったのです。

↑2006年のディマ君。飛ぶわ跳ねるわ、ものすごい熱演だったのに、トップと僅差で惜しくも二位。
ただでさえ負けん気の強いディマ君が、ど根性で出場権をゲットした「リベンジ参戦」だったわけです。
③ロシアはこのタイミングを逃すわけにはいかなかった
テレビ視聴者の電話投票で勝者が決まるユーロビジョン。ただし自国の歌手には投票できないシステムです。
ロシアのみならず、スラブ文化圏(ロシア語文化圏)一帯で若い女の子からキャーキャー言われてるディマ君は、他国からの集票ものぞめるトップ・アイドルだから、ロシアにとっては願ったりかなったり。
開催国セルビアとロシアは関係性が兄弟的であり、ということは今大会は優勢になる可能性が高かった。「今年勝たなきゃいつ勝つねん」状態だったことはたしか。

↑ディマ君Tシャツを着て黄色い声をあげていたディマ君の熱狂的ファンのセルビア人の女の子。周囲のひんしゅくをかうかう。
・・・・・・・・・・
というわけで、ロシアが国のメンツをかけて総力あげて送り込んだのが・・・

↑このセットだった、というわけでございます。
・・・・・・・・・・・
この豪華っぷりは、明らかに特殊でしたなあ。
「ステージに上がれるのはその出場国の人間であること」……といった規定があるのですが、ロシアがチームに加えたバイオリニスト(エドウィン・マートンEdvin Marton)は、ハンガリー系の両親のもとウクライナで生まれ、現在はブタペスト在住。
要するに「ロシア人とちゃうやんか!」とつっこまれる人材だったわけですが、どうやらロシア側が「彼は過去にモスクワの音楽学校に在籍していた」「そもそもウクライナはソ連だったわけだし」といったなんらかの理由をこじつけたのでしょうかね。詳しくは知らんけど。
彼は二億円の名器・ストラディバリウスの生涯貸与をうけた新進気鋭のバイオリニスト。またプルシェンコ王子の伴奏曲の作曲家&共演者としても知られている。
なお、プルシェンコの奥さんはディマ君の敏腕プロデューサーだそうで、ディマの勝利に王子が一肌脱ぐのはある意味必然でもあったのでしょう(ロシアの芸能界とスポーツ界のキーパーソンのカップリング・・・松平健と大地真央が結婚したときよりはるかに強烈な「庶民との隔絶感」「黒幕感」というか、怖さを感じるのは私だけでしょうか・・・・?)

ステージ・セットの大きさにも規定があるので、いわゆる練習用の擬似リンク(氷ではなく樹脂)素材で作られた小さな円形台の上を、回って飛んで魅せまくったプルシェンコ王子―――ステージの小ささをまったく感じさせず。さすがでした。
・・・・・・・・・・・・
さて。プライドが高いことで有名なディマ君が、はたしてそんなお膳立てをされてプライドが傷つかないのか、純粋に歌だけで勝負したいと思わなかったのか・・・・と、じつは私は気になったのですが・・・。
だれもが「悪くないねえ」と言いそうな、わっかりやっすーいバラードを、ヨーロッパの実質共通言語である英語で歌い上げ(ディマ君ったら英語が話せないのに)、プルシェンコの見せ場ではちゃーんとうしろに引き下がるディマ君を見てわかりました。
話題と視線が二億円バイオリンやプルシェンコに注がれようと。
お子さま向けパフォーマンスと叩かれようと。
勝つことに意義があったのです。

んで、ちゃんと勝ったんだからすごい。

・・・・・・・・・・・・・・・・
ロシアの作戦は見事に成功し、ロシアは悲願の初優勝を飾ったわけですが、会場のユーロビジョン・ファンのブーイングは凄まじかったのなんのって。
会期中、毎日わたしの隣で観戦していた、イスラエルから来たユーロビジョンおたくのエラン君↓は・・・・

開票結果を真剣に凝視するエラン君
ロシアの優勝が確定するやいなや、

↑と、怒って帰ってしまった・・・・。
(半年後、彼はインターネット上で私を探しあてて「あの時はさっさと帰ってごめんね。ロシアが卑怯な勝ち方をしたことでカーッとなってしまって」と連絡してきた。ロシアの優勝がよっぽど不本意だったんやなあ…)。

ほかの観客も次々と席を立ち、表彰式ではもう席はガラガラ。
テレビ視聴者のウケはよくても、わざわざ外国から大会を見に来るほどのユーロビジョンファンにとっては「卑怯者!」「汚い手を使いやがって」な勝ち方だったというわけでしょうな。

おかまいなしに大はしゃぎのロシアチームと、プレゼンターを務めた前年勝者のマリヤ(当時23歳・女)。マリヤちゃんったら校長先生みたいだゾ~!
このとき、マイクを向けられたプルシェンコ王子は満面の笑みで言いました。
「私はスケートで数々の金メダルをとってきましたが、ここでも優勝を勝ち取れて、ロシアに優勝をもたらすことができて嬉しいです」
・・・・・・・・・

今すぐ戦争になってもおかしくないムードの会場。二万人の観客のうち、日本人はおそらく私一人だった。ちなみにこの大会のテレビ視聴者は10億人と言われております
・・・
テレビやDVDの映像では歓声に聞こえる客席の声が、現場ではそうとは限らない。
「負けろ」「失敗しろ」という負の念や、氷のような視線、同国人からの「何が何でも勝て」というプレッシャー。
それらが渦巻く中で選手たちが戦っているのが国際試合なんだということを、このとき体感で学んだ気がします。
試練はどの選手も平等だとはいえ、プルシェンコはロシアというでっかい国旗を背負ってそんな場所で勝ち続けてきたんですね。
・・・・・・・・・
王子の先日のショート・プログラムをいっしょにテレビ観戦した、私の師匠が言いました。
「彼は天才なんだろうね。天才だけど努力してる。だからすごいんですよ、彼は」
・・・・・・・
生後9ヶ月で走りまわり、4歳でスケートを始め、二ヵ月後にはもう試合に出されたというくらいだから、資質があったことは確かでしょう。
しかしもともとは体が弱く、わずか11歳で親元を離れ、孤独・貧困・劣悪な環境から這い上がってきた。
故障と手術を繰り返し、バンクーバーも注射で痛みを逃がしながらの参戦だった。
そう聞くと、「天性のスケーター、優雅な天才王子☆」なんてのどかに言ってられなくなるし、彼が勝利や採点方法にこだわるのは当然という気がするのです(「オリンピックの審査は四回転ジャンプに対する評価が低すぎる」という彼の主張は今に始まった話ではないようですし)。
今後も論争は続くんでしょうね。
・・・・・・・・・
まあ、展開がどうであろうと、バンクーバーの表彰式を見た娘がつぶやいた・・・・


↑これを聞いて、「ほんまやなあ~~~」と思ったのは確かです。
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興味ある方はご覧になって。そのときのパフォーマンス。三分きっかり。
見どころは、
①1:52→じらしてじらして、やっとこさ登場するプルシェンコ王子の「出たっ!」感。
②2:21→くるっと王子がふりかえると、「バラ、バラ、バラ、白バラ、白バラ~~~っっ∞・・・画面に白バラがあふれる~っ」(娘の談)な感じ。
③ステージに向かって右方面の客席の暗闇の中に、わたくしがいる(はず)
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2010年2月21日
「次回は西荻について書きます」なんて予告しておきながら、先に書かずにいられなくなってオリンピックの話。
フィギュアスケートの高橋大輔選手の演技、ご覧になりましたか?
素晴らしかったですね~~~! 高橋さん、かっこよかった。そしてメダルが取れて本当によかった。
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「金を取りに行く」と宣言した高橋さんが、金は取れなかった。
だからこういう時は、果たしておめでとうと言っていいものかどうか。もしかするとご本人は言われて心苦しかったりしないのか。無責任な立場の人間が、メダルメダルとはしゃぐのは無神経じゃないのか。 そんなふうに躊躇したんですが、銅メダル獲得後の高橋さんのコメント―――「満足ではないが、メダルが取れてすごく嬉しい」―――を聞いて、この簡潔な言葉に高橋さんのいまの気持ちがすべて正直に集約されていると感じたので、安心して大声で言いたいと思います。
高橋さん、銅メダル獲得、本当におめでとう!!
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19日。昼に速報で知り、夜にNHKで見て、夜中にビデオ録画をあらためて鑑賞。
で、ひとりさめざめ泣いたのです。
リスクの高い四回転ジャンプに挑戦したこと。ケガを克服しての参戦だったこと。四回転には失敗したけど、あとの滑りがそれをカバーするパワーと集中力にあふれていたこと。だからよけいに感慨深かったし、それがちゃんと評価されてよかったと胸をなでおろす気持ちです。
やっぱりなんだかんだいって、ケガを克服しての参戦だったことは大きい。昨年、高橋選手が故障してリハビリに取り組んでいた期間のドキュメンタリーをテレビで見ていたものだから、よけいに胸にせまるものがありました。
そのドキュメンタリーに映し出されていた高橋選手は、足にはサポーターがぐるぐる巻きで、マッサージ師の前で苦しそうに横たわり、リハビリ内容はあまりにも地味で地道で、もうぼろぼろに見えた。この人がもう一度リンクで飛ぶなんてあり得ないと思ったほどで、だからオリンピック本番での滑りは、まるで奇跡を見るような思いでした。
彼にとってそれがどんな日々だったか。
テレビで垣間見えるものなんてきっとほんの一部に違いないから、想像するしかないんだけど、それを想像する機会もまた、彼が得たメダル、そして高橋選手が与えてくれたもののような気がしています。
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新聞によると、昨季に右足に大ケガをおったさい、高橋選手は出口の見えないリハビリ生活から逃げ出して2週間ほど行方をくらましたことがあったそうな。
二週間。
私には、この二週間という数字が強烈に印象に残りました。
たとえばそれが三日間だったとしても、けっこう長い。
たとえ一日でも社会との関係性を断ったり離れるのは怖いのに(ましてや彼はマスコミから動向が注目され、スポンサーやコーチや応援団との関係も崩壊しかねないわけだから)、それが二週間とは。その時点で彼の中に、スケートと決別する覚悟があったことを示す数字のように思えます。
いっぽう、二週間はとても短いようにも感じる。
自問自答のすえ、「やっぱり自分にはスケートしかない」という答えに行き着いて、リハビリを再開した高橋選手。「故障したから仕方ない」「もう十分やってきた」「これが自分の運命だ」という考え方や、周囲の慰めと理解も得られたはずなのに、スケーターとして前へ進む覚悟を決めた。苦悩の中、ふたたび動き出すまでが二週間というのは、とってもスピーディーだったと言えるんじゃなかろうか。
いろんな事情があって、動き出せないことが人生にはいろいろある。休んだり、止まったり、考え込む期間も必要なんだと思う。
でもいつまでもそこにすがらず、とどまらず、きちんと動き出すことの大切さを、私は高橋選手の「二週間」という数字から教えられたような気がしています。

金=ライサチェク(アメリカ)、銀=プルシェンコ(ロシア)ともに、彼らの演技はやっぱり圧巻でしたね。
でも私は高橋選手の滑りについては、「彼らより劣ってるから銅」「4位以下の人が失敗してくれたから3位」というふうには、そういえば一ミリも感じなかったんだよなあ。もちろん競技だから点なんかどうでもいいと見てたわけじゃなかったんだけど、高橋が滑ってる間は、彼が舞うパフォーマンスそのものに純粋にひきつけられておりました。
高橋大輔だから得られた銅メダル、最っ高でした。
高橋選手に、あらためて。ありがとう―――っ! おめでとう!


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ところで、この方↓
はいっ、今回は残念ながら銀だったけど、負けてなお王者の風格・ロシアのプルシェンコ王子でございます!
へへへ。わたしね、彼の滑りをナマで見たことがあるんですのよ~。
それについての詳細を、次回。
(ああ~~~西荻窪が先延ばしになってゆく・・・)。
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高橋選手のショート・プログラムで使われた『eye』という曲は、アコーディオン奏者として名高いcoba(コバ)さんの作曲。彼が自身のブログで高橋選手に向けて書いた文章、これがグッと来ましてねえ(特に、「本番を前にした彼に、楽しんで、などというつもりはない」というくだり)。ぜひご覧になってみてね。さっそく、昔買ったcobaさんのCD(写真。↑eyeは入ってないけど)を出してきて聴いてしまった。
http://coba.eplus2.jp/article/140707941.html
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15歳の高木美帆選手。うちの娘が13歳ってことは、娘が保育園のリス組だったときにゾウ組だったってことか~ひょえ~!と、庶民的なしょぼいスケールのモノサシですごさを実感。35位とはいえ、世界で35番目ですからな。応援するぞ!
金に輝いたアメリカのライサチェク選手のことを、娘は「CGで作ったみたいな顔だね」と言い、大阪の姉は「映画アバターに出てきそうやな」・・・も、もちろん男前ってことですとも
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2010年2月18日

オレンジ色の電車でおなじみ、JR中央線沿線。
東京在住でない方でも、「ああ、文化人というか、ちょっと変わった人たちが集まってるっぽいエリアでしょ?」って、思い当たるんじゃないかと。
そうです。青山・表参道がエッジなTOKYOカルチャー発信地(緊張感ある空間に加湿器の音だけが響く)だとすれば、中央線沿線はいまだにサイフォン式コーヒーやLPレコードが実働してそうな、「文化系自由人」という字面がぴったりな人々の生息エリアであります。
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私は一度も中央線沿線に暮らしたことはないのですが、東京在住20年の私なりに抱いている「中央線な人びと」の脳内イメージを並べてみることにしました(まあ、たいていの東京住民にとっての中央線イメージはこんな感じですよきっと)。
さすがに今は↑こんな文士はおるまいですが。かつて太宰治(三鷹)、井伏鱒二・与謝野晶子(荻窪)、北原白秋(阿佐ヶ谷)など、多くの作家が暮らしていたことは有名。
音楽系はジャンルを問わず、高円寺周辺に集中。ちなみに現在「おたくの聖地」と呼ばれる中野駅前の「中野ブロードウェイ」上階には、かつて沢田研二(ザ・ピーナッツと離婚するまで)、青島幸男(東京都知事になるまで)も住んでいた。
両者ともに、間違っても「HANAKOに載ってたから」という理由では行く店を選ばないタイプ。いや・・・オーガニックさんのほうはむしろ「OL時代はHANAKOがバイブルだったけど率」が高いかもしれんなあ。

アカデミックおじさんのカバンには英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語あたりの本が入っているが、あくまでも参考文献であり、本来の専門はウズベク語・セルボクロアチア語・アラビア語(シリア方言)といったマイナー言語の文化圏。かつての文学青年が文学への興味と情熱をしぼませないまま大人になったようなケースで、翻訳・執筆・大学教授などが職業。「ドル固定360円時代に国費留学あるいは放浪した先」が第二の心のふるさと(以上妄想)。
白ダウンのお姉さんは中央沿線に住んでいるわけではなく、西武新宿線や青梅線方面から買い物目的で来ただけの可能性が高い。中央沿線はスタジオジブリ(東小金井)などのアニメ制作会社が点在するゆえ、海外のアニメ・ファンの間では聖地とあがめられております。
バラエティに富んでる。けど妙な一貫性がある中央線沿線。
………………
もちろん私が生まれ育った大阪にも、さまざまなカルチャーがありました。
しかし私はそれらと中央線沿線との間に、なにやら決定的な違いみたいなものを感じてしまうのです。
いわゆる関西(うどん)VS関東(そば)みたいな差異じゃなくて。
・・・・で、はたと思い当たったのが、「実家で親と暮らしてる率」の違いでございました。

玄関を出るときに親から「なんだその格好は?!」「どこ行くの?」「誰と会うの?」と言われるのと言われないのとの違い。家賃と生活費をやりくりしながら「好き」を追うのと、そうじゃないのとの違いは、やっぱりあるんじゃないかと。
(もちろん大阪にも九州や四国から仕事や勉強のために出てきた人がたくさん住んでいる。けど絶対数が違う。おそらく一人暮らしの目的も傾向が違う。「親元に住んでたら自分らしく生きられない」という意味ではなく、単純に「環境の違いがありますわな」という話ね)
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「東京で一人暮らしなんて、気ままでけっこうだね」「夢を追って上京なんてロマンチストだね、甘ちゃんだね」と、言う人がいます。
否定しません。だけどね。
じつは現実的でなければロマンや理想を抱き続けることなんてできないんじゃないかと思うのであります。
一人暮らしは気ままであると同時に、孤独でもある。家賃は高いし、さまざまな現実が切実に迫ってくる。
つまりつべこべ言われなくても、ちゃんと「現実」に淘汰されてゆくのです。
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この沿線にかつて多くの作家が暮らしたのも、70年代のヒッピー・ムーブメントや学生運動の集会が夜な夜な開かれたのも、平日昼すぎにボサボサ髪+つっかけ履きで表を歩いても後ろ指をさされないような、呼吸しやすい開放的な土地柄だったからだそうです。
まだエスニックなんて言葉が日本語になかった時代に、ヨガも、チャイも、鼻ピアスも、アフリカの太鼓も、とりあえず存在できた場所。そんな土壌は東京ならではだと思うし、私が東京を好きなのはこういうところです。
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中央線な人びと。
「若気のいたり」を通り越し、なおそこで生きる人びと。
珍人ではあるけれど、意外と変人ではないんですよね(←微妙に違うの。数が少ないのが珍人、わけわからんのが変人)。ユニークな人たちが磁力にひかれるように集う。集うからビジネスも交流も成立する。だからきっと淘汰もされる。
中央線に暮らした人は、中央線沿線から離れられなくなるというのはよく聞く話。そんな中央線沿線独特の中央線っぽさに一歩距離を置いて「たまに行く場所」にしておきたい人種もいて、私もそんなひとりです。
いずれにせよ、日本中どこもかしこもスタバとビッグ・カメラとルミネばっかりーみたいな画一化が進んじゃった時代に、いまだに「絶対無二の中央線沿線っぽさ」が色あせず元気ってのがすごいなあと思うし、うれしいのであります。
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ところでなぜいきなり中央線を語ったのかというと、ええと、じつは先日約12年ぶりに下車した西荻窪(にしおぎくぼ)について書こうとしたら、序章だけでやたら長くなってしまったという次第でしてね。へへ。
というわけで、次回は、♪るんるん♪もりりんの西荻ぷちガイド♪ お楽しみに!(ほんまにプチですが)
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矢野顕子の名盤中の名盤、『Super folk song』(スーパー・フォーク・ソング)。この中に収録されてる一曲、その名もずばり『中央線』。-------- 走り出せ中央線 夜を越え僕を乗せて♪ 名曲中の名曲です!
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2010年2月14日
少なくとも私は、見たことがないのです。「これはたいしたことないな」という民族衣装を。
「民族衣装はどれも民族の誇りなんだから、素晴らしいに決まってるじゃん」といった感情論じゃなくて、単純にファッションとして見たときに。
だってね、中にはたいしたことないものがあってもおかしくないじゃないですか。服作りのセンスや技術がイマイチとか、装飾的なものへの価値観ゼロとか、日本人の目から見ると変だったり。なのにどれもこれもが息をのむほど美しいってのはどういうことか。
うーむ。これって、考えてみればけっこう不思議じゃありませんか?
これはもう、神さまがそれぞれの民族にわけへだてなく
↑って、授けたんじゃないかと思ってしまうほどです。
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写真は、中欧はセルビア共和国の「国立コロ民族音楽舞踊団」のステージ。代々木で見てきたんです。総勢45名の来日公演。
これがもう、最っ高にブラボーで。衣装も超かわいいでしょ? 南スラブの農村の収穫祭や結婚式――すなわち庶民のハレの場――で生まれ継承されてきた歌と踊りなんです。
コロは世界の伝統舞踊団の中でもはえぬきの、「フォークダンスはコロに始まりコロに終わる」と言われるほどの存在だそうで、ダンサーは一流の歌い手でもあり、こぶしきかせて歌うわ踊るわ。要するに最高のフォルクローレ・パフォーマンスを見たわけですな、私は。
何百年も前にも、ヨーロッパの農村でこんな格好でみんなで踊ってたんだと想像したら、なんだか愉快になってきました。
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終演後、会場にいた顔見知りのセルビア人女性に声をかけ、「どうでしたか?」って聞いてみたら、こんな答えが返ってきました↓
「ああ、これだー!って思いましたね。自分の中にあるものが目覚めたり思い出されたり。自分の中にはこれが流れてるんだわってつくづく感じましたよ」
なるほどね。やっぱりそうなんやね。
私の中にわきあがったのは異文化に対するリスペクト。いっぽう、セルビア人の彼女にとってはすんなり魂と呼応するもの(私にとっての盆踊りの河内音頭か)であったわけです。当然と言えば当然だけど、素晴らしいと感じる気持ちは同じでも性質は微妙に異なるってことをあらためて確認したのでした。
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数日前に新聞で読んだ、舞踊家の長嶺ヤス子さん(73歳)のコメントがとても印象的だったんです。
彼女が1980年代にニューヨークで『道成寺』を披露したとき。会場は大喝采に包まれたものの、なんと長嶺さんは踊りながら虚しさを感じていたというのです。あっ、観客に伝わってないなと。
道成寺はご存知、清姫という少女が僧・安珍に惚れたものの裏切られ、怒りのあまり大蛇に化身、鐘に逃げ込んだ安珍を焼き殺すという伝説。日本で上演したさいには観客が人間の情念や業の深さに反応したのに、『ひどい男とは別れたらいい』という感覚のアメリカ人にはそれが理解されないんだと、長嶺さんは肌で感じたというのです。じっさい、終演後のインタビュアーの質問は『何を食べたらそんなにエネルギッシュに踊れるのか?』―――たしか以上のような内容で。
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これを読んだときに、溜飲がやっと下がった気がしたのです。
異なる民族の人と、にっこり笑って握手をするのは簡単でも、すぐにお互いの本質を理解しあえるわけではない。
「人類はみな兄弟、言葉がなくてもわかりあえる」というようなセリフは軽々しく口にできない。
そんな思いを、ずっと抱いてきたからです。
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じつはね。ディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールド」や、かつて宝塚ファミリーランドにあった「世界はひとつ」などの人形アトラクションを見ると、私は泣いてしまうんです。
ロシアのコサックダンス。韓国はチョゴリ姿でアニョハセヨ。オランダでは風車がまわり、アメリカでは頭に羽飾りをつけた先住民がずんどこ太鼓を鳴らす。
そして最後は、各民族の衣装を着た子どもたちが輪になって「世界はひとつ」を歌うのがお決まりですよね。それぞれが自分にいちばん似合う衣装を着て、にこにこ笑って隣の子どもと手をつなぐ。
「ほんまはこれがええなあ。これがええんやけどなあ」と思う。
だけど現実の世界はそうではない。
だから泣けてくる。

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家へ帰ると、新聞には「自爆テロで16人が死亡」というたった15行のベタ記事が当たり前のように掲載されている。イスラエル軍の爆撃で家を失った女の子が、「パレスチナは私たちの誇りだ!」と叫びながら、イスラエル国旗を焼き払う。中国のウイグル自治区で、漢民族の警官が乗ったパトカーのフロントガラスが叩き割られる。オリンピックの会場で、日本の選手団に罵声が浴びせられる。
それぞれにそれぞれの事情や主張や感情があって、すべてが丸くおさまる日なんて永遠にやってこないような気がしてしまいます。
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だけど、あきらめるわけにはいかないじゃないですか。
お互いがしっかり理解して、許容して、尊重しあうのが理想ではあります。
でももういっそのこと、 理解せよ、理解すべきと叫ぶのはあとまわしにして、ひとまず「違う」を認めるところから始めたらどうだろう。そんなふうに考えたりしたのでした。
過去なんか水に流せとか、討論は無駄といった意味ではないです。あらゆる「違う」とともに生きている人がいることを認めなければ、話さえ始まらないということです。
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「われわれの民族衣装は世界一美しい」
世界のあちこちで聞く言葉です。
それは間違いだけど正しいな、と思うのであります。
世界一美しい民族衣装は、きっと世界中にあるんです。
世界には、世界一がたくさん。
世界は、世界一だらけ。
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旧ユーゴスラビアという国家が解体して地図上から消滅しても、南スラブの各民族がそれぞれに育んできた歌やダンスは消えなかった。残そうとした人たちの尽力によるものだったとはいえ、ある意味、残ったのは必然だったんでしょう。国が消えても人が消えたわけではなかったから。
コロの極上パフォーマンスに手拍子を打ち鳴らしながら、とにかく嬉しかったのです。
残っててよかったあ。これが消えていいわけないじゃん。
コロのダンスは、いわゆる「チェーン・ダンス」が基本。手と手をつないで並んだり円になったりを繰り返す、マイム・マイムみたいな「みんなの踊り」。みなさんニコニコ笑いながらのどかに踊ってるように見えるんだけど、足さばきや速さがタダモノじゃない。
セルビア国立コロ民族音楽舞踊団の日本公演は、3月15日まで日本あちこちで行われています。団員じきじきに教えてもらえるワークショップもあるようですぞ。詳細はこちら↓

うーん。お世辞にも似合うとは言えんでしょう。民族衣装って現地の人がいちばん似合って、他民族が着るとコスプレになっちゃうのはなぜか。いっしょに写っているのはセルビア共和国の在日大使、ムルキッチ大使。コロの会場でお目にかかったとき名前を覚えてくださってました。
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2010年2月13日
なんだか健康ネタが続きますなあ。寄る年波のせいか。ま、ええか。
今回は、「はぶ茶」を紹介したいと思います。
はぶ茶。
[聞いたことあるけど、飲んだことあったっけ?]という感じではないでしょうか。
おなじみ爽健美茶のCMソングにも出てくるんですよね。
♪はと麦・玄米・月見草、ドクダミ・はぶ茶・プーアール、爽健美茶♪
でも「はぶ茶」自体は漢方薬や自然食品の専門店にしかないことが多いので、あまり飲む機会はないものと思われます。
それを飲み始めてかれこれ三年。ずばり、「口内炎対策」のためでございました。
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口内炎体質って、遺伝するんでしょうかね。
私は口内炎に縁のない人生を歩んできたのですが、夫が口内炎ができやすい家系らしく、
↑といった弊害が。それが娘にもしっかり遺伝してしまい、
↑要するに口内炎が家庭内に不協和音をもたらしかねず、なんとかしたいと思い続けてはいたのです。
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そんな折、私が酔っぱらった勢いで入った代々木上原の自然食品屋で発見し、「なんじゃこれ~?うひょひょ~面白そう~ヒック~~」と購入したのがこの本↓

『家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当方』 東城百合子著/あなたと健康社/1680円(税込)。昭和53年初版でなんと860版!ぎょぎょぎょ!化け物!
要するに、薬による治療ではなく、食べ物や生活習慣による体質改善や手当ての知恵を満載した本。この中に、『口内炎には、はぶ茶がよい』と書かれていたというわけです。
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で、おかげさまで家族は効果を実感しているようなのです。
口内炎は、今でもたまにできてしまう。でもこれを飲んだら「治りが早い」と。
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ありがたいのは、わざわざ煮出す必要がなく、きゅうすで簡単にいれられるという点。
そして何より、「おいしい」ということです。麦茶やほうじ茶系の香ばしい味がみんな大好き。
午後5時過ぎにコーヒーや緑茶を飲むと眠れなくなる夫にとっては、ノンカフェインである点もありがたい。
だからわが家の夕食後のだんらんは、
ハーブ・ティーじゃないよ、はぶ・ティーだよ、というわけでございます。
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